タロット「力」のカードと2020年のこれから

タロット

COVID-19の世界的流行。
2020年の1月から現在まで(2020年5月1日)、世界中で沢山の命が失われ、今も沢山の方が戦っておられます。早く終息することを願って、家にこもる日々が続いています。

3月に春分図の解説で
世界一優しい2020春分図と各星座さんへのメッセージ
「現場主導で、大胆に物事が進んでいきそう」と書きましたが、そのような動きがやはり、目立ってきています。トップダウンではなく、ボトムアップ。水瓶座らしい動きだなと思います。

世界に目を向けるとそれぞれの国で対応が様々な状況です。

ここからは、私の所感ですので、気軽に読んでいただければと思います。(最後に参考文献を載せておきます)

タロットの「力」のカードと次世代のリーダー

今日書きたかったのは、このCOVID-19対応で注目を浴びている女性リーダー達のこと。

ニュージーランド・ドイツ・台湾。

彼女たちの成果を見た時に、私はタロットの「力」のカードを思い浮かべていました。

ライオンを手なずける女性が描かれているカード。

タロットの起源については、鏡リュウジ先生の「タロットの秘密」にも詳細に書かれていいますが、謎が多く、また魔術的な起源も関連していて、完全に理解するには時間がかかります。

今、世界で最も多く使われているというウェイト=スミス版のタロットカード。このタロットでは「力」のカードには女性がライオンを手なずけている絵が描かれています。けれど、なぜ、この図案なのか。これははっきりとはわかっていません。聖書の英雄サムソンをモチーフとしている有力な説もあるそうですが、真相はわかっていません。

起源ははっきりせずとも、現在では、「力」のカードは「柔よく剛を制す」的に解釈されることが多いようです。参考書籍をみると「優雅さと勇気をもって困難に対処する力」や「猛獣のような人(状況)を相手にしなければならないとき」「高すぎるハードルに挑んでいる」と書かれています。

これらの解釈が私の中にも入っていて、今の状況を見た時に当てはまるカードの一つとして、タロットの「力」が挙げられるのではないか、ということ。

違う側面でみれば、「塔」のカードであるかもしれないし、「隠者」のカードかもしれません。

ただ、この4名の女性リーダーを見た時に私が思いうかんだのが「力」。

水瓶座の領域を土星が運行している今、かつ、年末の水瓶座でのグレートコンジャンクションを考えた時にこの「力」のカードはこれからを象徴するカードではないのかなと思っています。

水瓶座については、古典占星術では土星が支配星とされていました。

土星とはどんな星か。忍耐・試練・困難。とあまり好かれないキーワードが揃う星でもあるのですが、コツコツと積み重ねる、土星の老人的なイメージから熟練、思慮深いといったイメージもあるといわれています。現代占星術では水瓶座の支配星は天王星とされ、革新的でエキセントリック、最先端なイメージでとらえられています。そのような違いはあれ、水瓶座に共通するのが風の不動宮であるということ。これを踏まえて水瓶座とはなんなんのか、を一言で言おうとすると次のようなキーワードが出てきます。

「論理的な頑固者」

筋が通っていない、違うだろ、と言い、徹底して自分の信念にこだわります。

これは、現代では年配男性のイメージが強いかもしれません。「隠者」のイメージととらえる方もいるかもしれません。けれど、私は、これは「力」のイメージに近いのでは、と考えます。柔よく剛を制すというのは、短期決戦ではありません。長期的な戦略と忍耐が必要になります。そして、論理的でないとその戦略は成功しません。一度決めた目標は何が何でも達成する。ただし、手段は柔軟に。頭を使って。

目的と手段は混同されがちなのですが、目的のために「優しい態度でライオン手なずける」、「いろんな人の意見を聞く」、これが手段です。そう考えると「力」のカードというのは、実に水瓶座的であるといえます。

ルル・ラブア先生の占星学では「水瓶座の象徴は、ギリシア神話の水瓶をかつぐゼウス神の寵童ガニュメーデ」とされています。この水瓶の中身は何かというと、神酒とも叡智の水ともいわれ、ここから天才創造というキーワードが生まれているそうです。天才とは何かを言い出すときりがありませんが、今までにないものを生み出す人たちであることはどのような定義であっても、共通するのではないのでしょうか。

今までにはない価値観、世界を作っていく。という点でそれまでの世界とは一線を画すことになります。

このことはまた、水瓶座が11番目の星座であり、山羊座の次の星座であるということからも推察できます。山羊座は10番目で土の星座です。ここで、人生においての到達点にいたります。では、その次に人はどうするのでしょうか。守破離ではありませんが、次はそれを破りに入ります。ここではないどこかへと思いをはせ、未来へと風を巻き起こしていくのが11番目水瓶座の役割になります。

これらのことを考えた時に、地の時代の社会は「前例がないこと」「他と違うこと」には拒絶感が大きく、既得権益が幅を利かせる世界でした。良い意味で年功序列的な空間。しかし、風の世界では、「前例がないこと」にはこだわらず、「他と違うこと」を厭いません。

先にあげた女性リーダーたちは、男性優位社会を乗り越え、自分、そして社会の目的を柔軟な方法を用い、実現してきました。前例がないこと、他と違うことにとらわれずに挑んできたとも言えます。物理的な力というよりは知恵と忍耐で乗り越えてきたのでしょう。

このように考えていくとタロットの「力」のカードというのは、風の時代のリーダーを示しているといえるのではないのでしょうか。地の時代のリーダーが「皇帝」だとすれば、次の時代のリーダーは「力」。柔軟にライオンであろうとなんであろうと、困難に立ち向かい、達成していく。そのためには、自らが動くこともいとわず。

そんなことを感じながら、ここのところの社会情勢を見ていました。

教育に関して、ここのところ新しい議論が巻き起こっています。前例を破っていくという流れであるのであれば、今ではなくとも、ここから先、一律に一斉に入学するという流れはなくなり、個人がどう学び、成長していくかが重視され、新しい教育・学校がが模索され、柔軟なリーダーたちが子どもたちの未来を柔軟に強いものに変えていくことになるのだろうな、と感じています。

2020年の過ごし方について

2020年に入ってから、地の時代から風の時代に変るにあたって、今まで取り組むのに躊躇していた問題にズバズバとメスが入り、水瓶座が得意な「違うだろ」という突っ込みが容赦なく続いていると思います。

オリンピック問題にはじまり、COVID-19流行での首長たちのリーダーシップの発揮、教育問題、物流、医療問題。自分たちが信じていたことは本当にこの先の自分たちの望むものなのか?ということを突き付けてきています。

どの人にとっても、今年がターニングポイントになることは間違いはありません。

ただ、一律にみんなにとってこういう年になります、とは言い切れません。

私に関していうと、2020年が「自分にとって」大変な年になることはホロスコープから予想していました。正確にいうとその数年前から大変で、かつ、大切な時期であるということ。

なぜなら、私のアングルやアイデンティを示す惑星に、この数年で冥王星やら土星やら、木星やらが次々通り過ぎていくからです。ちょっと気を抜けばグランドクロスというハードな状態はすぐ訪れます。どう乗り越えるか。何をすべきか。

来るべき風の時代にむけて、私は「最初の一歩を踏み出すために、古い武器を手放す(これは石井ゆかりさんの3年の星占いに書かれていた表現からお借りしました)そうです。そう考えると今は新たな武器を蓄えるとき、もしくは新たな方向性を模索しなければいけない時期と思っていました。そうしないと、来るべき時には丸腰になってしまいます。

自分の武器は、やはり、ITの知識と経験。10年ほど前からノマド生活となり、Web会議が日常だし、東京にいながら全国の人と仕事をする状況でした。つまり、私にとってIT知識や経験は「持っていた武器」になります。風の時代には当たり前になることなので、私には優位に働かなくなるのです。

では、何を身に着けるべきか。

難しいです。今も模索しています。新しい技術(Webの知識を深めたり、AIの技術)を身に着けるのは必須ですが、そこにプラスアルファする何かがなければ、弱小の個人事業主としては成り立たなくなります。

水瓶座の支配星を天王星と考えた時に、予想することは無意味、というあきらめもあります。

ただ、風の時代を個性・個人の時代と考えた時に今の自分にできることは、まずは得意なところを伸ばしていくこと、地域でのつながりを作っていくこと、だと思いました。

個人主義の水瓶座と言われますが、個人が個人として成り立っていくためには、人とのつながりを大切にしないと成り立たないのです。これは、仕事をしていく中で実感していることです。自由を叫ぶ人は義務を果たさなければならないのと同じように。そして、それは人脈とかコネではないのです。それは地の時代の繋がりです。風の時代の繋がりはそれとは違うもの。未来を共有し、賛同できるか、理想のためにつながれるか、がこれからは大切になっていくのだろうなと思います。

また、得意な事ということに関しては、私は学ぶことが得意です。知識を蓄えていかしていくこと。であれば、それを伸ばしていこうと。それもあり、今年は大学3年生に編入し、心理学を学ぶことにしました。

それが直接、収入に結び付くほど世の中、簡単ではないことは知っています。希望的観測はしないのが、水瓶座です(そこはやはり土星的だと思います)。知識という時点で地の要素満載ではありますが。

チャレンジすることは無駄ではない。経験は風の時代でも有効なはず。

ということでしょうか。2021年をどのようにむかえられるか、まだ、はっきりと見えてきてはいませんが、チャレンジしたいことはいくつかあります。それに取り組める状況に感謝しつつ、取り組んでいく、それが、私の2020年です。

その先のことを考えている余裕などない、というほどに日々の生活を戦っている方も沢山おられるし、こうやって先のことを案じていられるのは、ありがたいことだと思います。日々の戦いが落ち着いたり、疲れて立ち止まってしまった時、占いが役に立つ場面がこの先あるといいなと思います。

私自身は、未来が知りたくて占いを始めましたが、今では、「知りたくて」というよりは、「どう過ごすか」のために用いてる面が大いにあります。未来を具体的に詳細に組み立てるためのツールとしてこれからも使っていくのだと思います。

みなさんが2020年を何とか、命をもって乗り越えて、その先を考えることができる時が一刻も早くおとずれることを祈っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考文献

鏡リュウジ著 タロットの秘密

LUA著 78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット

鏡リュウジ監訳 レイチェル・ポラック著 現代タロット研究会訳 タロットバイブル

ルル・ラブア著 占星学

松村潔著 完全マスター西洋占星術

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